弊社の印刷方式(図 左)とご家庭等でご使用のプリンター(図 右)での印刷方式を比較しています。
弊社の印刷方式(上図 左)では 1色ごとに版(印刷用の型)を作成し1色ごとに直接素材に印刷、乾燥を繰り返し完成します。
家庭にあるプリンター(上図 右)では、複数の色でも1度の印刷で完成しますが、厚みのある素材、紙以外への素材には 印刷不可となります。
弊社の印刷方式では、素材ごとにインクを使い分けるため、様々な素材や厚みのものに印刷が可能です、
印刷部に耐久性もありますので、雨風当たる屋外で看板として印刷したり、プラスチック、木材、ステッカーなどに印刷可能でございます。
1色ごとに版(印刷用の型)を作り、1色ずつ印刷工程が必要となりますので、
複数の色を使ったデザインの印刷も可能ではございますが、費用や制作に必要な時間は増えます。
弊社の印刷方式では写真、フルカラーといった印刷は不可となり、たくさんの色を使ったデザインの印刷も対応しておりません、
対応可、不可の境界が内容を拝見しないと判断がむずかしい場合があり、その都度お伝えしております。
インキの種類が豊富で、素材によってインキを使い分けますので、 様々な素材に直接プリントが可能です。
黒インクでも、プラスチック用、ガラス用、Tシャツ用、紙用など 素材によって 使うインキは違います。
ここだけですでに4つの白インキがあります。
Tシャツ用の黒インクでプラスチックに印刷を行っても、爪や、セロテープ等で簡単にはがれてしまいます。
素材の種類もたくさんあり、メーカーによっても素材を構成する成分が異なる場合が多く、
初めて印刷を行う素材の場合は事前に接着テストを行い、素材にインクが接着するか確認をしてから
本刷りを行う場合もございます。
弊社の印刷方式では、1色ごとに印刷を行い、1色ごとに版(型)を作成する必要がございます。
1色印刷→乾燥→2色目印刷→乾燥と工程を進め完成します。
色数が増えるごとに版の枚数も増え、 印刷工程数も増えるため完成に時間がかかり、金額も上がります。
2枚目以降同一内容(デザイン、サイズ、色など)の印刷であれば、版は2枚目、3枚目…と作成する必要がなく、単価は下がりますので
同じ内容を複数枚作成する場合にもとてもおすすめです。
たくさんの色を使った印刷の場合、インクジェットプリンターのような1度の印刷で完成する印刷方式のほうが安く早く完成します。
ただ、1版ごとに1色しか印刷できない印刷は、1色の発色、耐久性もよく用途によっては、他のどの印刷方式よりも良い仕上がりになると判断しております。。
大石孔版の孔版は孔版印刷(シルクスクリーン印刷)のことです。
昔はシルク(絹)を使って版(型)を制作していましたので
シルク印刷またはスクリーン印刷と略して呼ばれることが多いです。
孔版の孔は穴という意味、版は型のことです。
型に印刷したいデザインで穴(孔)をあけて そこにインキを通して プリントする印刷方法です。
版(型)も印刷物によって製版時の設定が異なります。
シルクスクリーンを使用するという部分は 弊社で行う印刷物すべて同じですが、
どの印刷物にも同じような設定で印刷を行うというわけではなく、
使用するインキ、印刷設定、印圧、など印刷対象物に合わせて使い分けています。
印刷の仕方は、原理的には至って簡単。 無地のTシャツがあるとします。
版(型)をその上においてインクを刷り込みます。
家庭用のプリンターはインクを吹きかけて印刷しますが、
シルク印刷の場合は素材(紙やTシャツなど)の生地に直接刷り込みます。
すこし、極端な言い方かもしれませんが昔学校の授業でも経験したことがある 版画のような感じです。
※仕上がりは版画とは異なります。
版画では直接紙に黒いインクを刷り込んだと思います。
原理的には簡単なので、一般の方が手軽に印刷できるキットなどもありますが、
繊細な文字を印刷したり、 濃く印刷したり、
生地によってインキの種類を変えたり インキ同士を混ぜ合わせたり、
硬化させるための液を調合したり
多い数の印刷を行ったりと、
より専門性を伴う品物を大石孔版では印刷しています。
さらに専門のシルクスクリーン印刷屋さんでは
車のメーターパネルに使う印刷をしたり、
一切埃の入らない部屋で、
工業製品、精密機械用の部品に印刷したりということを行っています。
そこまで専門的になると
インキの色や印刷したインキの厚み等にも指定がある場合もあります。
弊社ではそこまでの専門性を伴う印刷は承っておりません。
大石孔版は、基本的な印刷と とことん専門性を伴う印刷
の間の部分に位置していると 思っていただければよろしいかと思います。
印刷を検討中で弊社へのお問合せをお考えの際に、この内容で問い合わせて大丈夫か?
とためらわれる場合もあるかと思いますが、 対応できない場合はその旨をお伝えしますので、
一度お問合せいただければと思います。
印刷と一言で言っても印刷方法はシルク印刷以外にもたくさんあります。
前述した家庭用のプリンターは吹き付けるタイプのインクジェット方式、
ほかにもオフセット印刷、グラビア印刷等、たくさんの印刷方法を挙げることができます。
それぞれの印刷方式に得意不得意、早くできる、時間がかかるといいったことがあります。
どのようなものにどのように印刷したいかで印刷方法がかわります。
シルク印刷を使った方が、
良い仕上がり、早く安くできる場合と
他の印刷方式を使った方が、
早く安く良い仕上がりでできる場合があります。
デジタルな機械が普及してきれいに印刷されることが当たり前になった現在、
シルクスクリーンの手刷りポスターや この1色1色手間をかけて印刷した仕上がりを求めておられる方も多くいらっしゃいます。
法人様、個人様問わず印刷のことでお問い合わせお待ちしています。
アンディ―ウォーホールやロイ・リキテンシュタインも好んだシルクスクリーンです。
プリントTシャツ エコバッグ 暖簾 などの布製品。
ジャンバー
ホワイトボード
案内版
黒板
ステッカー
ステンレス
ポスター
フラットファイル などの印刷。
上記以外にもたくさんあります。
もちろん上記のものの中には
他の印刷方法でできるものもあります(Tシャツやポスターなど)
シルク印刷で印刷するとどのような感じで仕上がるのかというのを
ホームページ内ギャラリーのページやブログで
実際に印刷したものを写真とともに 紹介しています。
・フルカラープリント
・接着するインクがない素材へのプリント(シリコン ゴム 等)
・著作権を侵害するもの
・食品衛生法に違反するもの。(例 食器など印刷部が口に含まれる可能性のあるもの)
・曲面印刷